【犬の頚椎ヘルニア:鍼治療】フレブルこち闘病記:シーズン2>パート4(通算シリーズ パート8)
本記事のご紹介(by ハピわん!)
前回にて、頚椎ヘルニアと診断され、鍼治療による治療を受けることになったこち。
治療の進行はここからどうなるのでしょうか。
本話にてシリーズ最終話になります。
■5月1日 2回目の鍼
鍼治療の定期通院日。
鍼治療を受けるのはこの日で二回目となる。
毎回同様におしりからガスを入れ、その後に針を体に刺して治療を実施。
相変わらず、こちは針を刺されていることに気づかず、じっと伏せで寝転がった姿勢のまま。
こちの回復状態が良く、歩けるようになってきているので、今回は注射はしないとのこと。
■5月2日 庭を散歩
朝、自宅でのお庭散歩。
こちはこのとき小走りなんかもしていた。
確実に前よりも歩けるようになっている。
ただ、興奮してスピード上げて動き回ろうとすると、足がもつれてひっくり返る。
■5月9日 歩き方
ここ最近は、朝は自宅の庭で少し歩かせるのと、夜は部屋の中を歩かせる。
そんな生活。
歩いているときの状態は、特に違和感がないぐらいの歩き方にまでになってきていた。
走ったときは、後ろ足が変な動き方だが、小走りはできる。
興奮して走ると、やはり転ぶ。
■5月10日 3回目の鍼治療
鍼治療通院の日。
鍼はこの日で3回目。
治療は、体に針を刺して治療を実施したのと、おしりからガスを注入。
後ろ足を裏返して、本人が反射的に戻すことができるかの反応も、問題なく反射反応ができるようにまで感覚が戻っている。
外での散歩を以前のように戻す許可が出た。
飲み薬は今回からなし。
確実に順調に回復している。
元気な証拠で、病院の待合室で他の犬と遊びたくてじたばたしていた。
■5月11日(金) さらなる前進
また一つ、大きな進歩を見せてくれた。
部屋の中をうろうろ歩いているときに、突然、ソファの上にジャンプして飛び乗った。
悪夢の頚椎ヘルニアで倒れて1か月、もうここまできた。
奇跡に見えてくる。
■5月12日(土) このときを迎える
辛い道のりだったが、とうとうこの日がきたのだった。
頚椎ヘルニアで倒れて以来、初めて庭以外の外の散歩に出かけた。
よく笑っているような表情のこちだが、この日はさらに嬉しそうに見えた。
散歩の途中、離れた場所を一人でウロウロしてから、嬉しそうに駆け寄ってくるこちを見て、とても感慨深いものがあった。
涙が出そうだった。
倒れる前と変わりない、長めの散歩を無事に終えた。
■以上、こちの頚椎ヘルニア闘病記はここまで。
その後は、ほぼ日常の生活に戻っていった。
普段、少し動いていると、後ろ足がちょっとプルプルしているけど(これは椎間板ヘルニアの時の後遺症)、それ以外は何ら健康的な犬と変わらない。
長い期間経った今でも、再発はしていない(2019年11月現在)。
こちが今も生きていて、そして元気にしている。
当たり前のようで当たり前ではない。
一時は、もう命もダメかと覚悟した。
今が奇跡なのではないかといまだに感じる。
そして最後に、この結果を家族一同この上なく喜んでいるのと共に、
今回関わって頂いた全ての方に心から感謝したい。
【最後に】
当然ながら、今回のケースは私たちはとても運がよく、他には頚椎ヘルニアになり治らないまま苦しむ子もいると思います。
ただ、こういったケースもあることを伝えたく、ハピわん!へ寄稿させて頂くに至りました。
何かしらお役に立てることを願い、ここに本稿を閉じさせて頂きます。
【おまけ】フレブルこちのその後の様子
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