犬は留守番が嫌い?犬に留守番させるときに気をつけることや役に立つアイテム、など。
本記事のご紹介(by ハピわん!)
犬との生活において、避けては通れないことの一つがお留守番です。
犬は留守番が得意でないのでしょうか?また、どういったことに配慮が必要なのでしょうか?
本稿では、犬の「留守番」についてお送りいたします。
犬は留守番することが嫌いなのか?
犬は飼い主から離れることが苦手なのではなく、飼い主がいない時間を過ごすことにストレスを感じる性質の動物なのです。
犬は普段の生活を通して、飼い主との強い絆の下に生活しているため、飼い主がいない時間帯においては不安に襲われるのは当然のことなのです。 留守番させることができない犬は、この飼い主への強い依存心と飼い主がいない状態への不安感が強いために、留守番で一人で過ごすことを大きく苦手とするのです。
留守番させることができない犬の場合、飼い主不在中にストレスホルモンが高騰し、不安とパニックに襲われる可能性が高くなります。その結果、様々な問題行動をとってしまうのです。
よって、留守番させることが難しい犬の飼い主は、犬のストレスレベルを下げてあげる工夫を凝らす必要があります。
一定時間ごとの定期的な面会、寝具やおもちゃの存在、留守番カメラなどを通したコミュニケーションや音声メッセージの再生といった工夫は、犬の不安感を和らげる効果的な方法と言えます。
また、飼い主がいない時間帯に犬の活動量を増やすトレーニングも効果的で、運動によるセロトニンの分泌が気分転換につながります。
犬の留守番能力を高めていくためには、飼い主不在で過ごす時間を徐々に延ばしていくトレーニングが重要となります。犬にとって、飼い主不在に対する不安が少しずつ和らいでいけば、問題なく留守番できる時間が長くなっていきます。
留守番中に飼い主の帰宅を楽しみに待つことができるようになれば、留守番できる力は確実に身に付いていくでしょう。
犬に留守番させるときに気をつけることは?
犬に留守番させなくてはいけないとき、まずは犬の性格や習慣をより慎重に考慮してあげることが極めて重要です。もし活発で社交的な犬の場合、一人でいる間は不安に感じる傾向があり大きなストレスを感じる可能性が高いため、その点に特に注意が必要不可欠です。
また、留守番の最中における食事の時間や量、与え方については事前に細かく決めておく必要があります。飼い主が不在中も健康的な食事が継続的に取れるように十分に配慮しましょう。
トイレの回数や場所に関しても事前に想定して準備しておかなければなりません。用を足した際には必ずその場所に飼い主を連れて行く等のしつけができるとより好ましい状態であると言えます。
その他、留守番中に問題行動が起きた場合に備え、想定される問題に対して、それらの対処方法についてもより丁寧に準備しておかなければなりません。
留守番中は定期的かつ頻繁に留守番カメラ(留守中に犬の様子を監視できるもの)などで状況を確認することが極めて重要で、犬の様子の変化にも敏感に気付けるようにしておく必要があります。
最後に、帰宅した際には、問題行動の痕跡を見つけても怒鳴ったり叱ったりするのではなく、犬の行動をきちんと推理しながら丁寧にしつけにつなげていくことが大切です。犬にとって飼い主から離れるのは大変ストレスフルな出来事であるため、留守番中の生活ができるだけ楽しく過ごせるよう工夫を凝らしておく必要があります。
留守番させることが向いていない犬・留守番できない犬はどんな犬?
非常に活発で社交的な性格の犬については、一人でいるのが苦手でストレスを感じやすいため、留守番させることが向いていません。
また、飼い主不在中に問題行動をとる可能性が高い犬も留守番させることは避けた方が無難です。
そもそも飼い主の指示に従えない、トイレのマナーが身に付いていないなどの場合も、留守番は難しいと思われます。
そして、飼い主に対して強い依存心を持つ犬も、一人でいるのが苦手な傾向があるため、留守番させるのは向いていないと考えられています。
もし今が新しい生活環境になったばかりだったり、そもそも人間にまだ慣れていない犬も、飼い主不在中にストレスを感じる可能性が高いため留守番させることは避けた方が無難です。
認知症の犬や病気の犬も、飼い主がいない間に状態が変化する可能性があるため、留守番させることはなるべく避けなくてはいけません。
犬に留守番させるときに役に立つアイテムは?
留守番中に用意できるとより望ましいアイテムは例えば以下のようなものがあります。
・音声メッセージの再生機能付きのスマートスピーカー
・留守番中に犬の活動量を増やすことができるようなおもちゃ
・ドッグフードや犬用おやつ、おもちゃなど
・飼い主の写真などを用いたものや音声メッセージ
何よりも、留守番中に苦労を感じさせないためにも充実した生活用品のストックが大切です。
こういった準備する物も入念に気を配りながら、留守番中は定期的に様子を確認し、徐々に留守番する時間を延ばしていくトレーニングもしていくことも忘れずに行なっていきましょう。
もし、留守番中に問題行動が見られた場合、その都度、丁寧にしつけを行いながら、信頼関係を築いていくことが大切です。犬のストレスレベルを下げるための工夫とともに、飼い主不在に対する不安感が徐々に和らいでいけば、確実に留守番能力は身に付いていくでしょう。