フレブルこちの椎間板ヘルニア治療日記 パート3
本記事のご紹介(by ハピわん!)
当サイトの看板犬の1人でもあるフレブルこちの椎間板ヘルニア治療記録となります。
前回パート1、前々回パート2に渡ってお送りした本記録ですが、
…まさかまさかのパート3となってしまいます。
【前回までのあらすじ】
年末の突然の椎間板ヘルニア発症から外科手術をしたこち。 その後、術後は順調に回復し、日常生活を取り戻していたのだが…。
前回の記事はこちら。
フレブルこちの椎間板ヘルニア治療日記 パート2
■2017年3月24日(金)【突然の再発】
朝、部屋の中を歩いているときに、後ろ足の動き方に12月の頃とかなり似たような、 椎間板ヘルニアの再発傾向っぽいものが見られた。
歩くときの後ろ足がいつもよりぎこちないのと、 座りながら後ろ足を引きずって前足だけで動く仕草が一瞬出たり出なかったりではあるけど、 若干見られるようになってしまった。
【このときに、前の日の夜のことを思い出した…】
昨夜は毛布の上に寝られなくて、トイレトレーの上に丸まって寝てたり、 ケージの外に出て、室内で自由にしているときでも走ることはなく床にゴロンと長いこと寝ていた
(しかも、あまり見たことない、いつもと違う寝方)。
また、昨夜は、ソファにあがれなくなっていたことと(一度も飛び乗る行為をしなかった)、 一切走っていなかったことに改めて気づいた。
そしてこの日の夜。
とうとう、嫌な予感が的中してしまう。12月の時と同様に、後ろ足が完全に動かなくなった。
おしっこは朝からしていない。おそらく、下半身の感覚が部分的でもまだあるということなのか、 それが逆に災いし我慢ができてしまうため、 いつもするときの四つん這いの姿勢がとれないためにおしっこするのを我慢したまましないのだと思われる。
ウンチは、座った姿勢のまま、その場でポロポロ出てしまっている。
前回12月のときのような、もぞもぞ動きながら突然悲鳴をあげるような状態ではなく、 ただただ、おとなしくじっと座り込んでいる。
まだ手術から3ヶ月しかたっていない、そんなことって…。
■2017年3月25日(土)【診察】
夜が明けても状況は全く変わらず。悲鳴をあげたりすることもなく、やはりただじっと座っている。
前足だけで後ろ足を引きづりながら、歩き回ろうとはする。目を離した隙に、 前足だけで廊下を歩いてリビングまでいったのを見たときは、足が全く動かない状態なんだけど、 こち本人はいつも通りの気持ちなのが、かなり切なくなった。
朝一番で近所のかかりつけ動物病院へ連れていった。
恐らく、また椎間板ヘルニアだろうという獣医のお話。前回同様、CT撮らないと正確にはわからないとのこと。 このままCT撮りに前回外科手術した病院へ行くかどうかの判断をする必要が生じた。
ここで考えられる選択肢は、再度の外科手術か、内科療法ということだった。内科療法とは、 わかりやすく言うと、“何もしないこと”。つまり、コルセット付けて動きを制限した上で、 ひたすら身動きがあまりとれない狭いところで安静にさせておくのだそう。
外科手術は、何度も受けることで骨をいろんな箇所削りすぎてボロボロになっていった場合、 どこかのタイミングではこれ以上は受けれないという段階にぶつかる可能性はあるにはあるとのこと (若いからまだそこまでは心配いらなさそうだが)。
いずれにせよ、どちらの治療法でもダメなら車椅子になるというリスクは常に付きまとう。
一旦自宅に戻り、一日かけて色々自分たちで調べながら熟考した結果、 前回との本人の状態の違いやかかりつけのドクターにお任せしたいという想いもあり、今回は内科的療法に賭けることにした。
お願いしますと伝えたときのドクターのやる気に満ちた、 そして頼もしい表情が印象的だった。いい先生に巡り合えているなとも思った。
■2017年3月26日(日) 【入院】
かかりつけ病院へ運び、そのまま預けて、絶対安静の入院生活に突入。
本人が興奮したり、動こうとするといけないので、入院中の面会は基本的には一切NGとのこと。
望みを全て託しつつ、こちを病院へ残しそのまま帰宅した。
■2017年3月29日(水)【間接的な面会】
入院先の病院へ行く。
依然として、本人に直接面会はできないが、経過状況として室内を動いている動画を見せてくれた。
なんと、後ろ脚はかなりヨタヨタな動き方ではあるが歩いていた。回復は順調で、普通と比べても早いほうだとのことだった。
希望的な状況にひとまず安堵した。
■2017年4月1日(土)【退院】
こちを迎えに病院へ。無事に退院となった。
経過を聞くとこんな感じだった。
入院後、3日目ぐらいで足の感覚・反応はどんどん戻ってきたとのこと。 通常よりも数日?ぐらい早いペースの回復だったとのことだが、 おそらく前回手術したのが良い影響あるかもしれないとのことだった (脊椎が圧迫されても、前回手術で開けた背骨の上壁部分から圧迫を逃がすことができているのではないか、 というのがその理由)。
そして、4、5日目には歩けるようになっていた。
退院時には、ぱっと見た感じだと普通に歩いているなというぐらいの状態まで回復していた。 トイレは普通にできているとのこと。
また、入院中にレントゲンを撮った結果では、背骨を構成している一つ一つの各骨のいくつか同士の間隔が狭いようだとのこと (背骨全体の中央あたり)。
退院後の今後については、安静は当然ながら継続するのと、基本的には室内歩かせるのもNGで、 ずっとケージの中で安静にしていなければいけない。
その際、コルセットも一日中24時間つけたままで毎日過ごさなければいけない。
運動不足になるかという話では、ケージの広さが体の方向を180度変えれる広さ (体をまわして頭とお尻が向いている方向をそれぞれ逆にできる。)があるため、 うまく細かく本人が動くだろうからその動きで最低限の何となく運動になっているとのこと。
その先の見通しとして、おそらく、1ヶ月後にコルセット取れるかどうかで、 お風呂も1ヶ月後から再開できるかなというぐらいらしい。
【入院治療にともなう費用】
入院費(6泊分。入院中の注射等含む)=4万円
コルセット=3.5万円
そして物語はいよいよ最終章へ突入!
本パート3はここまでで終了となります。
この続きについては、いよいよ最終章となる
パート4へ!
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