短毛種ワンコの寒さ対策:寒冷凝集素病対策って?
本記事のご紹介(by ハピわん!)
ワンコの中には被毛が短く、寒さに弱い犬種も多く存在しています。
今回は、そんな寒さに弱い犬種の代表格の一つ、イタリアン・グレーハウンドが主役です。
とある家庭のイタリアン・グレーハウンドが経験した、寒さによって引き起こされた疾患と、 その寒さ対策をご紹介します。
寒さに弱い短毛種(イタグレ)
今年の冬も寒い日が続いてますね。
人もワンコもしっかり防寒しないと厳しい冬を乗り越えられません。
今回の主役、うちのワンコはイタリアン・グレーハウンド(イタグレ)です。
寒い冬の時期は何も着ないで外に出たら、ガタガタ・ブルブルと震えが止まらないぐらい寒さに弱い、 そんな短毛犬種のイタグレなんです。
以前はミニチュア・ダックスを飼っていたことがあるのですが、冬でも洋服なんて着せたことがほとんどありませんでした。
なので、正直言って、ワンコのお洋服代が馬鹿にならないなーなんて思ってしまうこともありますが、 ワンコ用の服をいろいろと見ていると、種類豊富であることがわかってきて、それはそれで楽しんでます。
寒い冬のある日のこと
今回このテーマを書こうと思ったのには、うちのワンコに起こったある出来事がきっかけです。
『寒冷凝集素病』ってご存知ですか?
私は、そのとき初耳でした。
この寒冷凝集素病を知るきっかけになったのが、ある日のこと、シャンプーをしていたときのことでした。
シャンプーが終わり、タオルで拭いてあげていると、なんと首や周りに血がついていました。
シャンプーしている途中でどこか切ってしまったのかと思い、非常に焦ってしまいながら傷口を探しましたが、 なかなかその傷口らしきものが見つからず。
そうこうしているうちに、ワンコが顔を振ったとき、あちこちに少量の血が飛び散っていたのを見つけました。
よくよく見たら…、片方の耳から血がにじんでる!!!
大量ではないのですが、じわじわと血が出てきている感じで、耳の先端部分が少し欠けたようになっていました。
そして、応急処置として絆創膏を貼りましたが、 「一体いつの間にこんな怪我をしたのか?」と、かなり不思議でした。
うちのワンコは、転んでちょっと体を打っただけでキャンキャン痛がる子なので (イタグレは、体が華奢(きゃしゃ)なので、もろいんです…。)、 もし耳がちぎれたのあれば、それこそ痛がりもするし、その場でけっこう鳴くはずです。
『寒冷凝集素病』に注意
その後もいろいろと思い返しましたが、思い当たることがなく…、どうしても心配なので動物病院へ連れて行きました。
獣医の先生に見てもらったところ、おそらく『寒冷凝素病』の可能性があるといわれました。
寒冷凝素病とは、体の末端部分のように冷えやすい部分が冷えきってしまった時に、 血管が凝集し、血が詰まることによって、その血が詰まった部分から先の組織に血液が供給されなくなり、壊死や脱落が起こることです。
我が家の対策はこれ!
そのとき思い返すと・・・、
確かに、寒くなってきてから起こったことだなとは思い当たり、普段過ごすときの部屋をもっと暖かくしたり、 お散歩のときに頭のガードをするなどしなかったことを後悔しました。
それから部屋を暖かくするのはもちろん、頭も寒さからガードしてあげなければと思って、これを手作りしました。
イタグレ用帽子とネックウォーマーです…!
(違う色の毛糸が混ざっているので、ちょっと統一感ないですが…。)
この帽子、お散歩するときにかぶせてあげると、意外と嫌がらずに、良い子でかぶってくれてます。
帽子・ネックウォーマを使用した感想
使ってみて感じたことは、帽子をかぶせたとき・かぶせなかったときを比べると、 外から帰ってきたときの耳の冷たさが、まるで違いました。
でも…、帽子をかぶっているワンコが珍しいのか、散歩中などによく声をかけられます。笑
もっと早くこうしておけばよかったなとは思いますが、これからはもっと、 寒さに敏感なワンコに必要なことを勉強していきます。
ちなみに 寒冷凝素病はイタグレのような短毛犬種に多いそうですが、 短毛犬種以外でも起こるらしいので、寒い冬は、どんな犬種のワンコにも充分な用心をしてあげたいですね。
実はこれ…。
それと、実はこの帽子とネックウォーマーは、私でなく実家の母が作ってくれました。笑
頭周り・首周り・首の長さを伝えたら、ササっと手早く作ってました。
ネックウォーマーは数十分ぐらいの時間で作ってましたが、母曰く、作るのは簡単とのことです。
来年は、冬になる前に、頑張って自分で作ってあげようと思います!!
最後に。
ワンコは自分で体を温めることができないので、飼い主がしっかり準備してあげたいですね。
そして、季節ごとで必要な物ををきちんと用意してあげることが大切だなと、つくづく感じました。
以上、皆さまにとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。