犬はなぜあくびをするの?犬の「あくび」が持つ意味や注意点など。

本記事のご紹介(by ハピわん!)

犬があくびをする場面は、犬と生活している方々にとっては日常的に見かけることができる光景ではないでしょうか?
しかしながら、犬のあくびというしぐさ(動作)には、実はいろんな意味があり、使う場面で意味が違うことがあります。

本稿では、そういった犬のあくびの意味についてを中心にお送りします。

犬があくびをする理由

犬があくびをする理由は、人間があくびをする理由とだいたい同じとなります。その主な理由は、眠気や疲れ、ストレスなどといった部分です。
また、犬があくびをするときには、興奮しているときや、緊張しているときにも見られます。特に、犬が人間と遊んでいるときなど、楽しいときでもあくびをすることがあります。それと、犬同士がコミュニケーションをとるときにも、あくびをすることがあります。あくびは、犬がリラックスしていることを表す合図として使われることがあります。

また、犬があくびをするときには、口を開けて大きく息を吸い込むことで、体内の酸素量を増やす作用になりますが、このことは犬の身体にとって重要な働きをしています。
犬は、あくびを通じて酸素を取り込むことで、身体をリフレッシュし、ストレスを解消しているのです。
さらに、あくびは、犬の体温を調節するためにも役立ちます。犬は体温調節のために、口を開けて熱を逃がすことができるようになっています。

しかし、犬があくびをすることが、病気や体調不調のサインであることもありますので注意が必要です。犬が頻繁にあくびをする場合や、あくびが異常に長時間続く場合は、獣医師に相談することが必要です。

犬のあくびには様々意味がありますが、体調不良もその一つです


このように、犬のあくびには、身体や心の状態を改善したり表現するための自然な反応から、このあくびという動作をしています。ただし、犬があくびをすることが体調不良のサインである場合には、早急に治療など検討をしましょう。

犬がコミュニケーションするときに使うあくびって?

犬同士がコミュニケーションをとる中でもあくびをすることがありますが、犬たちが相手や周囲の状況に安心していることを表すサインでもあります。犬たちは、自分たちがリラックスしていることを示しながら、相手との距離を縮めたり、関係を深めたりすることができます。
これは、人間と遊んでいたりするときにも同様の意味であくびをする時があります。

犬はあくびをコミュニケーション上の意味を持たせ使うことがあります


また、あくびは犬たちの社会的な繋がりを強めるための手段でもあります。犬たちは、あくびを通じて、相手の存在を認識し、自分たちの存在をアピールするのです。特に、犬同士が初対面の場合や、緊張している状況下である場合には、あくびを通じて、相手に自分たちの友好的な意図を伝えていたりすることがあります。

なお、犬たちはあくびをすることで、ストレス解消もすることができます。犬たちは、ストレスの原因となる状況に直面した際に、あくびをすることで犬自身の緊張を解きほぐし、リラックスできるように自ら促します。あくびを通じて犬たちは、自分たちの身体をリフレッシュし、活力を取り戻すのです。
つまり、犬たちのあくびは、自分たちの身体や心の状態を維持するための自然な反応ですが、犬同士がコミュニケーションをとる際にも、あくびは重要な役割を果たすことがあります。

犬の日常動作であくび以外に体調不良に関係するものは?

犬が体調不良を表す場合、あくび以外にも様々な動作があります。
例えば、犬が食欲不振を示すときは、普段と比べて食事をあまり食べなくなったり、食べるのを嫌がったりします。また、犬が嘔吐をするときは、胃の中に何か異物がある場合や、消化器の病気が原因となっている場合があります。当然ながら、下痢も犬の体調不良の一つであり、腸内環境の乱れや腸の病気が原因となっています。

日常の他の動作や症状にも注意しましょう


犬が元気がなく、遊んだり散歩したがらない場合も、これも一つの体調不良のサインであると言えます。
犬は通常、運動が大好きな動物ですが、病気や体調不良があるときは、運動を避けたがることがあります。そのため、犬が元気がなく、遊ぶことを嫌がるようになった場合は、獣医師に相談しましょう。

咳やくしゃみも、これも一種の犬の体調不良のサインの一つです。犬が咳やくしゃみをする場合は、犬の呼吸器系に何らかの問題があることが考えられます。例えば、気管支炎や肺炎、花粉症などが原因となっている場合があります。これらの症状を放置しておくと、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性がありますので、これらのしぐさが見られた際には早めのケアをしましょう。

このように、犬が体調不良を示すような意味のある犬自身のしぐさには、あくび以外にも様々なものがあります。普段から、犬の何気ないしぐさだとしても気を配り、犬の体調をチェックすることで、早期に病気や体調不良に気付き、適切な治療を行えるようにしましょう。犬が元気で健康的に過ごせるよう、日々のケアを万全にできるのが理想的です。

オススメのほかの記事

【迷子犬・迷い犬】探し主さまからの事後レポート:トリリンちゃん編

【迷子犬・迷い犬】探し主さまからの事後レポート:トリリンちゃん編

当サイトにてお手伝いさせて頂いた方の事後レポートになります。 ※本文は、寄稿いただいた方の原文をハピわん!にて最低限の校正をし掲載しております。 ◆ケース概要 ・寄稿主さま:迷子犬を探していた飼い主さま ・進捗:2021/5/11無事に解決済み(捜索期間:2週間ほど) 【迷子犬センター詳細ページ】本記事はこちらのケースです

愛犬にしてあげられなかった想いを皆さまの愛犬に。目の見えない犬のための『ドッグバンパー』開発の想い。

愛犬にしてあげられなかった想いを皆さまの愛犬に。目の見えない犬のための『ドッグバンパー』開発の想い。

本稿は、ハピわん!迷子犬支援を普段ご支持頂いている方の中から、犬の暮らしを良くしたいという想いを持ち、犬たちをよりハッピーにするためにご尽力されている方をご紹介させていただきます。 詳しくは、ぜひ以下本編のストーリーをぜひご覧ください。 ※本稿はご本人の文章をハピわん!にて校正しています。

【迷子犬・迷い犬】探し主さまからの解決レポート:小麦ちゃん編

【迷子犬・迷い犬】探し主さまからの解決レポート:小麦ちゃん編

当サイトにてお手伝いさせて頂き解決された方の事後レポートになります。 ※本文は、寄稿いただいた方の原文をハピわん!にて最低限の校正をし掲載しております。 ◆ケース概要 ・寄稿主さま:迷子犬を探していた飼い主さま ・進捗:2021/5/28無事に解決済み(捜索期間:5日間) ・解決決め手:警察により保護 【ハピわん!迷子犬センター 詳細ページ】本記事はこちらのケースです

当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます(URLリンク・キャプチャ・SNS共有などはご自由にお使いください)。
また、当サイトの記事は、実際の体験や専門家の知識を基に構成しており、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めていますが、情報が古くなっていたり誤解を与える表現が混在する場合もございます。
記事内容によって生じた何らかのトラブル・損失・損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。