犬はなぜ穴を掘りたがるの?犬の穴掘り行動の理由と対策、など。
本記事のご紹介(by ハピわん!)
屋外にいるときに犬が地面に穴を掘り始めることは、よく目にする犬の日常行動の一つではないでしょうか?
場合によっては、室内でも穴を掘ろうとするような行動に出ることがあります。
このような犬が穴を掘りたがる行動はどういった意味があるのでしょうか?また、その対策は?
本稿では、犬の穴掘り行為について、そういった部分を詳しくお送りします。
犬が穴を掘りたがる理由
犬が穴を掘る理由はいくつかあります。
具体的には以下のような理由が主なものとして挙げられます。
1.快適な寝床を作るため
犬は自分の体温を調節することが苦手で、暑くなると地面を掘って涼しい場所を探します。特に夏場になると、犬は地面の下に穴を掘って、涼しい場所で寝たり休んだりします。
また、冬場には、地面の中に入り込んで暖かさを保つこともあります。犬は自然界では土の中に巣穴を作って生活することが多いため、この行動は本能的なものといえるのです。
2.餌を隠すため
犬は野生動物としての本能から、餌を隠すための穴を掘ることがあります。これは、犬が自分の食べ物を守るために行う本能的な行動であり、家庭犬でもしばしば見られることがあります。
犬には、食べ物を隠すことで、他の動物に奪われることを防ぐという本能があります。
3.退屈したときや運動不足のとき
犬は退屈したときや運動不足のときに、暇つぶしの遊びとして穴を掘る行動をとることがあります。穴を掘ることは、犬にとって楽しい行動であり、運動不足の解消にもなります。
犬は、遊びや運動が足りないとストレスを感じるため、穴を掘ることでストレスを解消するのです。
犬が穴を掘ることが問題となる場合もあります。公共の場で穴を掘るとそれ自体が問題を引き起こします。また、穴を掘ることで家庭の庭が荒れてしまうこともあります。
犬が穴を掘ることで問題が起こる場合は、犬に対して適切な訓練を行い、穴掘り行動を抑制する方法を見つける必要があります。
犬が暑さ・寒さを感じているときのサイン(兆候)は?
まず、犬が暑く感じているときの兆候ですが、いくつかあります。
犬は暑くなると舌を出して呼吸をするようになり、口を開けたままにしていることが多くなります。これは、犬が体温を下げるために唾液を蒸発させることで熱を発散するための行動といえます。また、息が荒くなったり、体を地面に擦り付けたりすることもあります。このような行動は、犬が暑さに苦しんでいることを示しています。
さらに、犬が暑さによって不調を起こすこともあります。熱中症は、犬が暑さによって体温が上昇し、熱を発散することができなくなってしまう状態です。熱中症の兆候には、呼吸が荒くなったり、嘔吐したり、意識が混濁していたりすることがあります。犬がこれらの兆候を示した場合は、すぐに獣医師に診てもらいましょう。
犬が暑さに苦しんでいるときは、涼しい場所に移動させたり、水を飲ませたりするなど、適切な対処を行うことが重要です。特に夏場は、犬が熱中症にならないように、しっかりと管理してあげることが必要です。
一方、犬が寒く感じているときの兆候は、体を震わせたり、足を引きずったりすることがあります。これは、犬が体温を維持するための自然な反応になります。震えることで、犬の筋肉が熱を発生させ、体温を上げようとしています。また、寒さによって体温が下がると、犬は活動量が低下し、食欲が減退することがあります。犬は、体温を上げるためにエネルギーを消費するため、食欲が減退することがあるのです。
犬が寒さに苦しんでいるときは、暖かい場所に移動させてあげたり、毛布などで体を覆ってあげたりすることが重要です。特に、老犬や小型犬は体温調節能力が低いため、寒さに弱い傾向にあります。また、犬の被毛の長さや厚さによっても、寒さへの適応力が異なってきます。毛の短い犬種は、体温を保つことができる一つの有効な手段として、服などで補助してあげることが挙げられます。
犬が寒さによって体調を崩すこともあります。低体温症は、犬が寒さによって体温が下がり、体内の代謝が低下してしまう状態です。低体温症の兆候には、体温が下がったり、動きが鈍くなったり、意識が朦朧とすることがあります。いずれにせよ、犬がこれらの兆候を示した場合も、すぐに獣医師に相談しましょう。
寒い時期にも、犬の体調管理に細心の注意を払う必要があります。犬が暖かく過ごせる場所を提供し、適切なケアを行いましょう。
犬が穴を掘っているときにやめさせる方法は?
犬が穴を掘るのを始めた際、やめさせる方法はいくつかあります。
例えば、犬が穴を掘り始めたのを見つけた場合に、すぐに注意を促すことです。犬が穴を掘り始めた時に注意を促すためには、犬の名前を呼んで注意を促したり、手拍子をしたり、鈍い音をたてたりすることが有効です。注意を促すことで、犬が穴掘り行動をやめることを認識できれば成功と言えます。
そういったトレーニングには、ポジティブな報酬となるものを使うことも大切です。例えば、犬が掘ることをやめた時には、犬にご褒美を与えることで、犬は掘る行動をやめることを覚えやすくなります。犬は求められている指示を覚えることで、犬はその内容を理解していくことができるでしょう。
また他の手段として、穴を掘る犬に対して、穴を掘りたい欲求を満足できる場所を提供することも有効な手段の一つです。
例えば、犬が掘ることができる専用の場所を作ることで、犬は掘りたい衝動をそこで消化することができます。穴掘り専用の場所には、犬が掘りやすいような砂や土を敷いておいたり、おもちゃを隠したりすることができるようにしておきましょう。このように、犬が穴を掘ってもいい場所を提供することで、犬は穴を掘りたい欲求に対して穴掘り専用の場所で集中して行動することができます。
犬が穴を掘ることが問題となる場合は、以上のような方法などを試しながら穴掘り行動への対策を見つけましょう。