オーストラリアン・シェパードの原産国はアメリカ合衆国となります。
オーストラリアにも発祥がある犬種ではあるのですが、オーストラリアは原産国にはなっていません。
起源としては、まず19世紀頃に、ヨーロッパのスペインとフランスにまたがるピレネー山脈を挟んだ位置にある バスク地方の人々がオースラリアへ移住した際、 オーストラリアン・シェパードの先祖犬にあたる牧羊犬がオーストラリアへ持ち込まれたとされています。
この牧羊犬が、オーストラリアにて、コリーやオーストラリア原産のいくつかの犬種と交配されました。
さらに、オーストラリアから羊飼い達がアメリカに移住する際に、羊と共にこの牧羊犬も伴って移動しました。
注いて、アメリカで改良が行われていき、今のオーストラリアン・シェパードの形になっています。
アメリカでは、ロデオ大会の中で芸を披露する犬としても活躍し、 その活躍が1974年にはディズニー映画「Stub: The Best Cowdog in the West」で取り上げられ、 注目されることになります。
現在では、盲導犬や麻薬調査犬、介助犬などとして活躍している犬種でもあります。
尚、アメリカに渡った際に、オーストラリアから来た羊飼い(=シェパード)という意味で、 『オーストラリアン・シェパード』と名付けられました。
オーストラリアン・シェパードは、賢く物覚えが良い上に、飼い主さんに非常に忠実な犬種です。
能力が高いがために、下手をすると飼い主さんとの従属関係を勘違いすることがあり、 そのようになってしまった場合、生活に支障をきたすレベルになってしまいます。
初心者でオーストラリアン・シェパードを飼う場合は、特にこの点に留意し、 上下の関係を覚えこませながらしつけをきちんと行う必要があります。
オーストラリアン・シェパードは、明るく穏やかな性格をしています。
牧羊犬の本能から、冷静で状況判断にも優れています。
人間の感情も読み取り、動くことができるとも言われています。
家族に対して、愛情を持って接してくれる、愛情深い性格の犬種でもあります。
オーストラリアン・シェパードの平均寿命は11?14年となります。比較的、健康的なほうの犬種と言えます。
また、オーストラリアン・シェパードの被毛はダブルコートという、いわば二重構造になっており、 寒さには強いですが、その反面、暑さには弱くなります。
特に、日本のような高温多湿の気候には全く慣れていませんので、熱中症などに注意が必要です。
遺伝的に発症リスクの高い病気としては、『コリー眼異常(コリーガンイジョウ=Collie Eye Anomaly(CEA))』という、 遺伝性の網膜、脈絡膜、強膜などの両側性眼疾患により最悪、失明する恐れがある眼の病気や、 『進行性網膜萎縮(網膜の萎縮が進行していき、最悪失明に至る)』や『遺伝性白内障』が挙げられます。
他の大型犬にも多い、『股関節形成不全』という一種の股関節の発育異常について、 オーストラリアン・シェパードもかかりやすい病気です。
オーストラリアン・シェパードは、基本的には、他の犬とも喧嘩をしない性格です。
ただし、牧羊犬の癖として、自身よりも小さい動物をコントロールするときに噛む癖があるので、 しつけが完全にできていない場合、小さいお子様との触れ合う際は充分に注意しましょう。
オーストラリアン・シェパードは、運動量を非常に多く必要とする犬種になります。
散歩は、1日2回で1回あたり1時間程度が適量となります。
運動不足は大きなストレスを招いてしまいますので、運動にはきちんと付き合ってあげましょう。
運動神経もかなり高く優れていて、アジリティなどの競技にも向いています。
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