ジャーマン・シェパード・ドッグは、その名の通り、ドイツを原産国とする犬種になります。
実は、ジャーマン・シェパード・ドッグの犬種としての歴史としては浅く、19世紀頃が起源となります。
ドイツの山岳地帯であるチューリゲン、ヴェルテンベルク、バーデンあたりにおいて、 牧羊犬(羊の見張りや誘導、護衛をつとめる犬)として暮らしていました。
その後、運動神経・知能・勇敢さにおいて、優秀な個体が選ばれながら繁殖され、 非常に優秀な犬種としてのジャーマン・シェパード・ドッグが生み出されていきました。
第一次対戦の戦時下では軍用犬(通信や伝令の手段として・負傷兵の救出・爆弾などの武器の運搬) として活躍しています。
現在では、軍用犬や警察犬、麻薬探知犬、災害救助犬としての活躍するイメージが有名な犬種です。
尚、名前の意味としては、『シェパード』という言葉は『羊飼い』の意味がありますので、 “ドイツの牧羊犬”といった意味を表す名前になっています。
ジャーマン・シェパード・ドッグは、聡明で非常に知能の高い犬です。
訓練への適性もかなり高く、教えたことをどんどん吸収することができます。
そして、主人と認識した人に対しては非常に従順ですので、命令をきちんと実行しようとします。
しかしながら、賢いがゆえに、ジャーマン・シェパード・ドッグ本人が飼い主さんを格下に見た場合、 しつけも制御もまるで効かなくなってしまいますので、力が非常に強いことも余計に危険が高まりますので、 充分に注意する必要があります。
初心者には難易度が高めな犬種になります。
ジャーマン・シェパード・ドッグは、穏やかな性格で、控え目で温和といった内面の持ち主です。
飼い主さんや家族が大好きで、甘えん坊な面も持ち合わせています。
警戒心や縄張り意識が強く、家族に危険が及びそうに察知すると、守ろうとします。
本来使用されてきた役割同様に、やはり番犬に向いています。
ジャーマン・シェパード・ドッグの平均寿命は、11~13年になります。
大型犬になりますので、『股関節形成不全』という股関節の形の異常(骨の発育異常や変形異常)から 歩行障害や痛みを伴う症状が出る病気や、胃捻転(胃がねじれてしまう病気)にかかりやすくなります。
また、その他にも関節系の病気にもかかりやすいと言えます。
『骨肉腫』という脚の骨が腫れるガンも発症することがあります。
ジャーマン・シェパード・ドッグは、基本的には子供とも仲良くできます。
ただ、力が強い犬種にはなりますので、しつけができていないと危険であることは間違いありません。
それに加え、他の動物とも仲良くできます。
体臭が強めで、抜け毛も多くなっていますので、きちんと衛生面のケアが必要です。
ジャーマン・シェパード・ドッグは、とても頑丈な筋肉質な体を持ち、当然ながら運動量は多いほうです。
散歩は1日2回を基本として、1回あたり1時間程度が目安になります。
散歩に加えて、ジョギングなどで軽く走ったり、ドッグランなどの広いところで思いっきり走りまわれる環境 で遊ぶことも重要です。
運動能力と知能の高さから、ドッグスポーツ競技もこなすことができ、優秀な成績も狙うことができます。
運動不足はストレスにつながり、ストレスが高いと思わぬ攻撃性や問題行動を引き起こしますので、 日頃からきちんと運動をさせてあげられることは必須です。
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