フラット・コーテッド・レトリバーは、19世紀の初期、 カナダのニューファンドランドからイギリスへ渡来したレトリバー犬種と、 ヨーロッパ在来種の猟犬とが交配されて誕生したと言われています。
その後、様々な犬種(ラブラドールレトリバー、セッター、 ニューファンドランド、コリーなど) と交配することで品種改良されていったという説が根強く残っていますが、 正確なところははっきりはわかっていません。
当時は、被毛のタイプによって種類がわかれて存在しており、 ウェービー・コーテッド(ウェーブ)、スムース・コーテッド(短毛)、フラット・コーテッド(直毛) というようになっています。
いずれにせよ、『黒いゴールデン・レトリバー』という表現が適切だと感じるほど、 ゴールデン・レトリバーとはよく似ている犬種です。
フラット・コーテッド・レトリバーは、非常に賢く、飼い主に対しても従順です。空気も読むこともできるようです。
ただ、性格として、集中力がない部分もあるので、しつける際は遊びを混ぜたりいろいろと手を変えてあげながら、 集中力の無さを補ってあげましょう。
大型犬全般としては共通の事柄になりますが、成犬になってからだと大型犬のパワーとして制御が難しくなりますので、 子犬のうちにしつけを済ませてしまうことが必須となります。飼い主との上下関係も教えれば理解しくれますので、 そこもしっかりとしつけましょう。
穏やかで明るい性格です。フラット・コーテッド・レトリバーからは、根が単純でとにかく明るい性格の印象を受けることが多いようです。
また、無駄に吠えることもほとんどありません。
人間と一緒にいることが大好きなので、室内で飼ってあげたほうがよさそうな犬種にはなります。
関節疾患が発症しやすく、先天的な股関節の不安定さが要因となるものが多くなります。
具体的には、股関節形成不全や、過度だったり急激となる運動や強い力が股関節にかかることで発症する前十字靭帯断裂などが挙げられます。
肥満も要因となる椎間板ヘルニア(ハンセⅡ型)なんかもリスクがあります。
また、リスクのある目の病気としては、緑内障・白内障が考えられます。
他に、フラット・コーテッド・レトリバーが発症リスクをもつ病気としては、 組織球肉腫や骨肉腫(どちらも非常に悪性となる腫瘍)があり、 発症した際は完治が難しくなるのが実状です。骨肉種は、比較的、大型犬によくある病気で、 高齢になるにつれてリスクが高くはなります。糖尿病も遺伝的リスクに含まれます。
また、寿命は平均的には10歳程度ですが、これは同じレトリバー系の犬種の中ではやや短い方です。
誰に対しても人懐っこく、飼い主以外にも問題なく接することができます。
多少神経質な部分もあるので(特にオス)注意が必要です。
大型犬であること、またドッグスポーツでも活躍するほど活発な犬種でもありますので、 運動量はある程度必要です。散歩は1回あたり30分~1時間は必要になります。
遊びは大好きで、一緒に遊んでもらえると非常にテンションが上がり大はしゃぎとなることでしょう。
また、水泳が得意なレトリバー系の流れを受け継いでいますので、水を見れば自分で飛び込んでいくぐらい水泳も大得意な犬種です。
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