ビアデッド・コリーの原産はイギリスのスコットランドになります。
起源については、明確には分かっていませんが、一説によると、 1514年に、ポーランド人の貿易商によってスコットランドへ持ち込まれた 『ポーリッシュ・ローランド・シープドッグ』という犬種に、 スコットランドのコリー犬が交配されて誕生したと言われています。
その後、ビアデッド・コリーはスコットランドの農家にて、家畜の移送・護衛をする役目の牧畜犬(牧羊犬)として、 活躍していました。
しかしながら、第一次対戦の戦火が激しくなったことで繁殖が難しくなり、 一時は絶滅の危機に瀕することになりました。
そして、第二次大戦後のビアデッド・コリーはすでに絶滅したと思われていた頃、 スコットランドのマッカイ農場からミドルセックス州のボスケナー犬舎の G・O・ウィルソン夫人へ一頭のメスのビアデッド・コリーが送られたことが、 頭数を盛り返していくきっかけになります。
当時、ウィルソン夫人はシェットランドシープドッグを注文していましたが、 結果的に送られてきたのがこのメスのビアデッド・コリーでした。
夫人はこの犬を「ジーニー」と名付け、繁殖の相手を探している際に、偶然海岸を歩いている際に、 オスのビアデッド・コリーと出会い「バリー」と名付け、この2頭を交配させ、繁殖に成功しました。
現在存在するビアデッド・コリーの大部分がこの2頭の子孫であると言われています。
尚、ビアデッド・コリーの名前の由来は、『bearded』というあごひげを持つことを意味する言葉から来ています。
また、「バーディー」といった愛称で呼ばれることもあります。
ビアデッド・コリーは頭が良く判断力に優れており、落ち着いて行動します。
飼い主さんの言っていることを理解しようと頑張ってくれる犬ですので、 きちんとコミュニケーション取りながらしつけていける限りは、非常にしつけをしやすい犬種となります。
また、きちんと留守番もできるようになります。
ビアデッド・コリーは、陽気で活発、そして穏やかな性格を持っています。飼い主さんや家族に対して、 愛情深く接してくれます。
また、見知らぬ人に対しても警戒心が弱く、吠えるといったこともあまりなく、友好的です。
落ち着いた物腰のビアデッド・コリーですので、飼いやすい性格の犬種と言えます。
ビアデッド・コリーの遺伝的な疾患として発症リスクのある病気については、皮膚が弱く、 皮膚炎系にかかりやすくなっています。
具体的には、『天疱瘡』『アトピー性皮膚炎』等が挙げられます。
耳が垂れている形状のため、汚れが溜まりやすいことによる『外耳炎』も注意が必要です。
ビアデッド・コリーは、優しい性格の犬種ですので、子供とも仲良く友好的に接することができます。
他の犬にも同様で、友好的に他の犬とも接することができますので、同居するのに問題ありません。
大型犬であるビアデッド・コリーは、運動量が多く必要く、散歩は毎日を基本として、 1日2回で、1回あたり1時間程度する必要があります。
走ったりも織り交ぜながら行うことも重要になってきます。
また、ドッグランやアジリティ(障害物競技)ができる環境があるのが理想です。
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