スコティッシュ・テリアの起源については、かなり大昔にさかのぼることから、 実は現在もはっきりとはしていません。
原産国については、イギリスや、その名の通りのスコットランドであるといった説が有力とされています。
18世紀頃では、ネズミなどの害獣駆除に活躍していました。
19世紀前半までは、スコティッシュ・テリアと呼ばれる犬種が、様々なものが混在していました。
そのため、1870年代にスコティッシュ・テリアの名で呼ぶ犬種が完全に制定され、 その制定された犬種が現在に至っています。
その直後、アメリカに渡り、20世紀にはルーズベルト大統領が愛好したことで非常に有名となりました。
ルーズベルト大統領の愛犬「ファラ」は、彼の墓の前に埋蔵されています。
尚、愛好家らの間では『スコッティ』という愛称で呼ばれているのと、 19世紀にダンバートン伯ジョージという貴族からは『ダイハード(=最後まで折れることのない頑固者)」という、 あだ名まで付けられています。
スコティッシュ・テリアは、基本的には飼い主さんに忠実です。
ただし、スコティッシュ・テリアも他のテリア種と同様に、強めに頑固な面を持っています。
しつける際は、すんなりいかないことを予め覚悟して、根気強く行うといったことも必要になります。
しつけがしやすい犬種とは言えません。
ただ、頭が悪いわけではありませんので、しっかり教えていくことができれば、充分に希望はあります。
スコティッシュ・テリアは犬種名に付いている通り、テリア種になります。
そのため当然ながら、テリア種の持つ性格をこのスコティッシュ・テリアも強く保有しています。
基本的には、飼い主さんや家族には非常に愛情が強い一方で、飼い主さんや家族以外には警戒心が強く、 よそよそしく接することが多いでしょう。
また、攻撃性についても強めのほうになります。
併せて、相手によらず挑んでいける勇敢な面があります。
スコティッシュ・テリアの平均寿命は12?14年となります。
また、スコティッシュ・テリアが遺伝的に(先天的に)かかりやすい病気は、いくつか存在します。
まず『スコッチ痙攣(けいれん)』と呼ばれる、突然、足や体のどこかが痙攣してしまう病気があります。
それと、『フォンウィルブランド病(遺伝性血小板機能減退症)』という病気も発症するリスクがあります。
この病気は、血液中のフォン・ウィルブランド因子と呼ばれる血漿タンパク質が不足することで、 怪我で出血した際に止血ができなくなる症状で、最悪、生死に関わります。
それと、アレルギーなどによる皮膚の病気や、尿道に結石と呼ばれる硬い物質ができてしまう 『尿石症』にも注意する必要があります。
スコティッシュ・テリアは神経質な面があります。
テリア種の喧嘩っ早い性格と縄張り意識の強さも持っていますので、他の犬と喧嘩にならないよう、 注意が必要になってきます。
また、子供に飼い主さんを取られたと感じた場合、嫉妬をすることもありますので、 子供に対して攻撃的になることも充分考えられます。
総じて、他の犬との相性は良くない(多頭飼いには不向き)ということと、 子供との同居にもあまり目を離さない方が良いでしょう。
スコティッシュ・テリアは、元気一杯で活発、遊び好きな犬種です。
散歩は、1回あたり30分?1時間を1日2回が適切な量となります。
普段の散歩以外にも、時折、ドッグランなどの自由に動き回れる環境があることや、 一緒に色々と遊んであげられることが望ましくなってきます。
これもテリア種の特徴である、動くものを追いかけてしまう傾向は、 やはりスコティッシュ・テリアもありますので、 散歩などで外にいるときに急に走り出して事故になることがないように注意しましょう。
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