バセット・ハウンドは原産国フランスの犬種で、 1説によると始祖犬はベルギーにいた『セント・ヒューバート』という猟犬として活躍していた犬種だとも言われています。
16世紀頃には小動物を狩猟する際の狩猟犬として活躍していました。
19世紀に入り、体の大きさを調整することを目的として、品種改良がブラッド・ハウンド、 アーテジエン・ノーマンドとの交配により行われました。
特に、19世紀末頃に交配されたブラッド・ハウンドの影響により、 現在のような独特の皮膚のたるんだ外見ができあがりました。
嗅覚が非常に優れており、嗅覚ハウンド系の中でも1,2位を争うほどの鋭い嗅覚を持っています。
なお、マリリン・モンローに飼われていたり、 映画「刑事コロンボ」で主人公コロンボに飼われている犬として有名な犬種です。
バセット・ハウンドは、頭は良いほうですが、独立心が強いために頑固な一面も持っているため、 しつけはそういった頑固な面ともうまく付き合いながら、時間をかけて徐々にしつけを覚えさせることが重要です。
独立心の強さのメリットとして、留守番しやすいという点があります。
また、吠える際の鳴き声は、大きく太い声で響くため、吠え癖は直してしまうことが明確に必要です。
それと、嗅覚の鋭さにより、散歩中に地面のにおいをクンクン嗅ぎ回る上に拾い食いするので、 拾い食いをやめさせるしつけや、興味持ったものに対してどんどん進んで行ってしまうので、 そういった点もしつけが重要になってきます。
バセット・ハウンドの見た目の印象同様に、非常に温厚な性格で、 呑気とも言えるぐらいマイペースな行動の仕方をします。
のんびりした動き方に特徴があって、一緒に暮らす中でますます愛らしく感じられてくる犬種です。
バセット・ハウンドの平均寿命は8~11年となります。
また、骨太な体格が特徴的です。
胴長短足の体型をしており足腰が強くないため、椎間板ヘルニアの発症リスクもあり、 室内でのフローリング等への滑り止めの対応は必須となります。
体の汚れには注意が必要で、よだれが多い体質であることや、シワが多いので汚れがたまりやすい、 耳が垂れているため耳の中も汚れがたまりやすい(『外耳炎』などになりやすい)、といった点が特に考えられます。
バセット・ハウンドに多い遺伝性病気の疾患リスクとしては、 眼の病気である『チェリー・アイ(目頭の第三眼瞼という部位が腫れあがる病気)』や、 『眼瞼外反症(下のまぶたが垂れ下がってしまう病気)』、『血小板障害(血液の中の血小板が少なくなり、 出血した際に血が止まりにくくなる病気)』が挙げられます。
バセット・ハウンドは、子供や他の犬に対しても非常に温厚でのんびりした性格は変わりませんので、 子供・他の犬との同居において問題はありません。
被毛はスムースタイプのため、抜け我が比較的少なくなりますので、衛生面でこの部分は楽になります。
バセット・ハウンドの運動量はさほど多くはありません。
散歩は毎日が基本ではありますが、1日1,2回を1日合計で1時間程度が充分量になります。
ただし、運動量が不足すると肥満につながりやすい体質でもあるので、注意は必要です。
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