ワイヤー(ワイアー)・フォックス・テリアの原産国はイギリスとなります。
始祖犬はブラック・アンド・タン・テリア(イギリス・ウェールズ州を中心に生息していたテリアの一種) という説が有力です。
スムース・フォックス・テリアとは、もともと同じ犬種だったようです。
ワイヤー(ワイアー)・フォックス・テリアは、イギリスで、当初は害獣を追い払う役目でしたが、 後にキツネ狩りを主な活躍の場とする狩猟犬(キツネを巣の中から追い出す)として飼われていました。
ワイヤー(ワイアー)・フォックス・テリアは能力が高く、狩猟犬として非常に優秀だったようです。 また、その頭の良さから、サーカスにも使われていました。
そして、18世紀のイギリスにおいて、当時イングランド国王のエドワード7世によりワイヤー・フォックス・テリアが 飼われていたことで一般的にも普及し庶民の間でも人気が出ました。
なお、被毛が固くて太いワイヤーのようになっているため、その名に『ワイヤー』が付いています。
ワイヤー(ワイアー)・フォックス・テリアは非常に賢いため、しつけを覚える知性は持っています。 飼い主さんにも従順です。
ただし、無鉄砲で喧嘩っ早かったり、頑固な性格も持っているため、しつけはすんなりはいかない場合もあり、 しつけは早期から実施し、長い目で行うことも必要になります。
また、楽しいことが大好きな性格なので、楽しく遊びながら覚えさせると覚える早さがケタ違いになるようです。
ワイヤー・フォックス・テリアは典型的なテリア種の気質を持っており、気が強いのと、 興奮しやすく、喧嘩っ早い面を持っています。
興奮した際は、一気に火がついたように突発的に動く場合があります。
また、吠え癖は持っているのと、吠える声の大きさが大きく、注意が必要です。
寂しがり屋でもあるので、孤独からのストレスを抱え込まないようにしてあげる必要があります。
ストレス抱えていると攻撃性が高くなってくるのと、よく吠えるようになってしまいます。
家族には愛情をもって接してくれるものの、警戒心は強いので、見知らぬ人などに対し、吠えることもよくあります。
ワイヤー・フォックス・テリアの平均寿命としては11~15年ぐらいになります。
丈夫な体を持っており、遺伝的なリスクが大きい病気はほとんどありません。
運動や遊ぶのが非常に好きな犬種ですので、関節系のけがには普段から注意が必要です。
耳が垂れているため、『外耳炎』にも注意が必要になってきます。
また、ワイアー・フォックス・テリアは被毛が硬いため、ノミやダニの付着に自身で気づきにくく、 そのまま皮膚の疾患を引き起こす場合があります。
肩や膝、肘などの関節が脱臼しやすいという体質も持っています。
ワイヤー・フォックス・テリアの遊び好きな面は子供にとって遊び相手になれるというのは良い点ですが、 他に犬や他の動物も含めて、同居する際には喧嘩っ早い面(攻撃本能)がネックとして考えられます。
また、子供の乱暴な遊びやじゃれつきには忍耐ができません。
相手の大きさなどによらず、誰に対してもではありますが、喧嘩しやすいため非常に注意が必要です。
それと、他の小動物がいる場合は、狩猟犬の本能を刺激してしまうことになるため、危険です。
好奇心旺盛で遊び好き、そして活発という、やんちゃなワイヤー・フォックス・テリアです。
スタミナがある犬種ですので、運動量は小柄ながら多いほうです。
散歩・運動は1日2回で1回あたり45分~1時間程度が必要となります。
また、活発で遊び好きなワイヤー・フォックス・テリアですので、 遊び回れるスペースを普段から用意してあげることが必要です。
狩猟犬の本能である動くものを追いかけてしまう癖もあるので、事故につながらないようにしましょう。
頭の良さもあるため、アジリティ競技(障害物競争)にも適性があります。
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