シェルティ(シェットランド・シープドッグの通称)という名前は、 スコットランドの北方に位置するシェットランド諸島から由来が来ており、 『シェットランドの牧羊犬』という意味をもっています。
このシェットランドで牧羊犬として飼われていた犬が、シェットランド・シープドッグの起源にあたる犬になります。
シェットランドは、植物が育ちにくく、食物が豊富な地域ではないため、牧羊犬としては小型の犬になったようです。 スピッツ系のサモエドなどとの交配も行われていました。
18世紀のイギリスにて、ラフ・コリー(その後の1960年代に名犬ラッシーで流行した犬種)と交配・改良されていき、 現在のシェットランド・シープドッグ(シェルティ)の形になったと言われています。
また、20世紀初期の頃までは、『シェットランド・コリー』と呼ばれていたようです。
現在のシェットランド・シープドッグはアメリカ型とイギリス型が混在しているようで、 日本国内にいるシェットランド・シープドッグのほとんどがアメリカ型にあたると言われいます。 アメリカ型のほうがイギリス型よりもがっしりとした体格をもっています。
シェットランド・シープドッグ(シェルティ)は、賢く物覚えも良い犬種です。
ただし、1点だけ特に注意が必要な部分が、無駄吠えになりますので(「気性の穏やかさ」欄に詳細記載)、 しつけで抑えることが必要です。
孤独は好みませんので、なるべく一緒に過ごしながら信頼関係を築ければ、よりしつけはしやすくなります。
全般的には、しつける上での難がさほどないため、しつけがしやすい犬種と言えます。
基本的には、明るく穏やかな性格で飼い主さんに対して忠実です。
家族に対して深い愛情をもってくれる犬種で、自分自身の家族を守ろうとする本能が働きます。
また、感受性の強さも持っており、これらと守護本の性格と牧羊犬として家畜を吠えながら追い立てていた本能、 若干の臆病さ(警戒心)などがそれぞれ発揮される結果、 よく吠えるほうの犬種=番犬向きの犬種という位置づけにはなります。
忠実さと優しさを併せ持つ犬種です。
シェットランド・シープドッグ(シェルティ)は、健康的な体を持っており丈夫です。
病気になることは少ない方です。平均寿命は15年前後となり、比較的長生きの犬種となります。
遺伝的に発症リスクのある病気としては、まず、生後間もなくの1,2か月ごろに発症することが多い 『コリー眼異常(CEA。通称:コリーアイ)』という目の病気が代表的な一つになります。
またその他には、『家族性皮膚筋炎』という、目・鼻・耳まわりのふけ・脱毛が起こるものが遺伝的リスクの可能性がある病気として挙げられます。
子供からのじゃれつきに対して、耐えることが多い、忍耐力をもった特性があります。
若干の人見知りはありますが、家族に対してはほとんど問題ないでしょう。
なお、毛はよく抜けますので、周りへの衛生上のケアも含めてブラッシングなどの手入れは必要です。
シェットランド・シープドッグ(シェルティ)は、もともとは牧羊犬だったこともあり、 脚の筋肉が強く、発達しています。
遊びは好きなほうで、動き回るものを追いかけてしまう習性は牧羊犬の本能と言えます。
散歩は、1回あたり30分程度を1日2回というぐらいの量が必要になります。
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