フレンチ・ブルドッグはマスティフの系統になり、モロシア犬(古代ローマの軍用犬)を起源とする分類とされています。
このフレンチ・ブルドッグの起源は、実のところ、はっきりとはわかっていないために諸説存在します。
しかしながら、有力な一説によると、起源となっている犬は19世紀半ばにイギリスからフランスへ移り住んだレース職人たちが連れていた小型のブルドッグ (イギリスブルドッグ)であると言われています。
この小型ブルドッグにパグやテリアを交配し、現在のような姿になりました。
この頃からフランスで非常に人気が出た犬種です。
※他の説では、イギリス・ブルドッグからの派生ではなく、 闘犬のマスティフ系の犬種が基礎となっている説が存在し、特にフランスでは有力視されています。
また、当時のフランスにおいては、このフレンチ・ブルドッグの祖先犬は、 ネズミ捕りの犬として使われていたようです。
その後、フランスを訪れたアメリカ人の裕福な旅行者たちによって、 19世紀終盤頃にアメリカへもたらされることになり、アメリカでも人気が高まっていきました。
しかしながら、第一次大戦頃のこの時代、エアコンが無い時代(暑さが苦手な犬種であるため)や、 帝王切開ができない時代(自然分娩ができない犬種であるため)だったことや、 小型の短頭犬種であるボストン・テリアの人気が爆発的になったこと等の理由が重なり、 頭数は減少の一途を辿っていきました。
しかし、時代の進化とともにそれらの障害が取り除かれていったことや、ブリーダーたちの努力によって、 現在の大人気犬種であるフレンチ・ブルドッグが存在しています。
一方、フレンチ・ブルドッグが日本に渡来してきのは、大正時代、20世紀初期の頃になります。
その後、昭和の初期にかけて広く普及していきましたが、同じく昭和期の戦前・戦後にかけて人気は後退。
近年21世紀に移ってから犬種として徐々に人気が加速してきましたが、その独特な愛くるしさと性格的な飼いやすさから、現在では家庭犬として非常に人気がある犬種の一つとなっています。
『フレブル』といった愛称で親しまれています。
また、その犬種としての成立と発展の違いから、現在ではヨーロッパタイプとアメリカタイプの2種類にも分類されています。
完全に明確な違いがあるわけではなく、各所が少し違ってくるという状態ではありますが、ヨーロッパタイプは体つきが割とスリムで筋肉質・顔の外形輪郭が四角い、アメリカタイプは体に重厚感があり・顔の輪郭は丸顔が多い、というそれぞれの特徴があります。
フレンチ・ブルドッグは、実は賢い犬種です。
人の言うことを理解する能力の高さや、飼い主さんとコミュニケーションしたいという要求が高く、 基本的なしつけはしやすいほうの犬種です。
とても遊び好きであることも大きな特徴であるため、上手に遊びを混ぜながらしつけを行なっていくとうまくいきやすくなります。
しっかり愛情を注ぎながら褒め、適度に遊んであげながら信頼関係を築きながらしつけていきましょう。
フレンチ・ブルドッグは、とても人懐っこく、基本的には常時穏やかで陽気そのものです。
怒ったりすることもほとんどありません。
家族に対して、非常に甘えん坊な性格でもあります。
また、他の犬や人に対してもとても社交的であり、攻撃的になることもほぼなく、 無駄吠えも基本的には少ない犬種ですので、こういった面も飼いやすい性格と言えます。
フレンチ・ブルドッグは、その愛くるしい姿はもちろんですが、 しぐさや表情も豊かな犬種で世界中で愛玩犬として非常に人気があります。
フレンチ・ブルドッグの平均寿命は9~12年となります。
また、フレンチ・ブルドッグは短頭種になりますので、呼吸器が弱く、暑さに弱い特性を持ちます。
夏は、基本的には室内で冷房をかけっ放しにする必要があります。
一種の呼吸器の不全で、呼吸の際に鼻が鳴ったり、寝ているときいびきをかくので、 そういった部分も、このフレンチ・ブルドッグが愛くるしく感じられるところです。
具体的には、こういった鼻の穴が狭くなっていることを『鼻腔狭窄』と言います。
最悪の場合、手術が必要になることがあります。
それと、体格的に腰や足の負担が多く、関節が傷みやすくなっています。
普段の室内でのフローリングで足が滑らないようにしたり、 階段や高いところの上り下りによる足腰への負担は少なく抑えたいことろです。
腰に負担がかかり続けた場合、『椎間板ヘルニア』を発症することがあり、 その際は最悪、外科手術が必要で、完治しない場合は下半身不随といった後遺症が残ります。
その他の関節の病気として、『股関節形成不全』という、先天性で関節の形に異常があり、 関節痛や歩行不全を引き起こす病気も、発症する場合があります。
また、顔にしわが多いことやよだれが多いことから、皮膚に汚れがたまりやすく、 皮膚の病気にかかりやすくもなっています。
目に関しては、眼球が突き出た形状をしていることから、傷つきやすかったり、 ゴミが入りやすく、涙が多く出ることがあります。
フレンチ・ブルドッグは、他の犬にも懐きやすいので、他の犬に攻撃をしかけたりすることはほぼないですが、 体格(サイズ)や風格のせいか、警戒されることもあり、 逆に本人が思わぬところで他に犬に攻撃されたり吠えられたりすることはあります。
子供にも穏やかに接するでしょう。良い友達になってくれます。
ただ、ずっしりとした体重があること、力が強いことから、小さいお子様にじゃれつく際は本人に悪気がなくても注意が必要かもしれません。
独占欲も強い性格なので、飼い主さんを子供に取られてしまうと感じないように、気を使ってあげるのも必要なケアになります。
フレンチ・ブルドッグは筋肉質な体格をしており、体重が重いことから、中型犬の中でもパワーは強めです。
全力で走るとそれなりに早いですが、呼吸能力も高くないこともあり、持続的な運動はあまり続けられません。
必要な散歩量は、個体差によるところが大きいですが、 1日合計で最大でも30分~1時間いけば充分足りるでしょう。
基本的には少ない運動量で過ごすことができるでしょう。
ただ、好奇心旺盛で、飼い主さんとコミュニケーションすることが好きな犬種ですので、 一緒に遊んであげることは非常に大切です。
フレンチ・ブルドッグの体格の特徴は、皮膚にたるみがあり、外からの攻撃をやわらげたりショックを吸収できるようになっています。
短頭種であるため、鼻(マズル)は短く幅が広い、上向きとなっており、獅子鼻と呼ばれます。
体は小さめながらも非常に筋肉質でたくましく脚は短い、尻尾は短いのがほとんどで肛門を覆うぐらいの長さが多く見られます。
被毛は、短く柔らかい毛が全身を覆っています。
また、フレンチ・ブルドッグの毛色は、ホワイト、ブラック、フォーン、プリンドル、またはそれぞれの混合色(部分混合)のようなものが主流となっています。
フレンチ・ブルドッグは国内で飼育されている数がかなり多く、頭数は1万頭近くが飼育されています。
そのため、取り扱いがあるブリーダーは国内に多く存在していることでしょう。
フレンチ・ブルドッグの里親になるのは頭数が多いため、子犬はケースが多くないかもしれませんが、成犬含めて考える際にはチャンスは多く存在するでしょう。
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当サイトの看板犬の1人でもあるフレブルこちの椎間板ヘルニア治療記録、 特別編でお送りしてきた本編もとうとう最終版のパート4となります。
前回パート3でまさかの2回目の椎間板ヘルニア再発をしてしまったこち。
今回は内科療法を選んだわけですが、退院後どういった生活になったのか。 今回のこのパート4
当サイトの看板犬の1人でもあるフレブルこちの椎間板ヘルニア治療記録となります。
前回パート1、前々回パート2に渡ってお送りした本記録ですが、
…まさかまさかのパート3となってしまいます。
【前回までのあらすじ】
年末の突然の椎間板ヘルニア発症から外科手術をしたこち。 その後、術後は順調
1度ならず2度も椎間板ヘルニアで倒れたこち。
その後、平和な生活を送っていましたが、突然の悲劇に襲われます。
通算シリーズでパート5となる今回のお話を皮切りに、全4話シリーズとなります。
.......(続きは以下ボタンから)「犬は鼻が優れていて、数キロの距離を離れていても匂いを嗅ぐことができる」
多くの人がこれに近いようなことを耳にしたことがあるかと思います。
果たして、犬は鼻(嗅覚)が本当に優れているのでしょうか?
本稿では、犬が鼻で匂いを嗅ぐ能力についてまとめています。
.......(続きは以下ボタンから)些細で申し訳ないですが、ちょいちょい悩むことがあります😅
ドッグランに行くと、「小型犬」「大型犬」の分け方しかないところありますよね。
うちは中型犬で体重15kgほどなので、いつもどちらか迷ってしまいます😥
小型犬に入ると、トイプーとかダックスとか連れている方たちに微妙な顔をされるし、
大型犬のほうだと、ぜんぜん体格違うので
フレブルの男の子9歳を飼っています。
昨日の夕方に急に2度軽く黄色の胃液を吐き、お腹も下しており調子もよくありません。
ただ、ぐったりはしておらず、本人は割と普通でケロっとしています。
熱も特にありません。
ネットで見てみたら、胃腸の閉塞が吐き気・下痢であるようで緊急度も高いとのことですが、元気なのは元気な感じがありますので
.......(続きはここをクリック)1歳のフレブルの男の子を飼っています。
近所を散歩中に、ふと気づくと落ちている石を食べているときがあるんですが、これって大丈夫なんでしょうか?
あと、この拾い食いをやめさせる方法って、良い方法ご存知の方いますか?
現在、フレンチブルドッグとのドッグラン口コミ投稿はありません。
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