コーイケルホンディエは、オランダを原産国とする犬種です。
起源は、16世紀頃のオランダにて、鴨(カモ)やアヒルといった水鳥狩りで活躍していた狩猟犬になります。
当時の狩りのやり方としては、コーイケルホンディエの大きな外形的特徴でもある被毛がフサフサの尻尾を 左右に揺らすことで、鴨やアヒルの水鳥をおびき寄せ、そこを猟師が仕留めるという役割になっていました。
第二次大戦中は絶滅の危機に瀕したことがあり、一時は生き残っている全頭で、 わずか5頭という状態にまでなったと言われています。
その後は、愛好家らの手によって、徐々に数を回復させていきました。
現在でも世界的に見ると生息する数が少ないので希少犬種ではありますが、 それに加えて大部分のコーイケルホンディエがオランダで飼われている個体で、 実は、日本に渡来したのは1999年となっており、かなり最近です。
日本国内でも、真新しい希少な犬種と言えます。
なお、犬種名の由来は、「コーイケルホンディエ」という言葉がオランダ語で 「カモ狩りの狩猟犬」という意味を表しています。
コーイケルホンディエは、頭が良く、飼い主さんに非常に従順な犬種です。
もともとが狩猟犬だったことにも起因し、人間(主人)に従うことには慣れています。
攻撃性が低く、無駄吠えもあまり見られません。
しつけはしやすく、性格の穏やかさもあって、初心向きでもある犬種と言えます。
コーイケルホンディエは陽気で明るい性格です。
そして、温厚な性格でもあるため、静かに過ごすことが多く、接しやすい犬種になります。
人懐っこく寂しがり屋な部分もあるため、コミニケーションすることが大好きで、 逆にコミニケーションが不足してしまうとストレスを招きます。
そのため、コミニケーションは小まめに取ってあげると、ストレス抑制にもなり良いでしょう。
警戒心が薄いので、初めての人にも比較的、懐きやすい傾向があります。
コーイケルホンディエの平均寿命は、10?14年となります。
遺伝的に発症しやすい病気としては、『セロイドリポフスチン脳症』という神経障害の一種で、 運動神経や知覚、視力に障害を引き起こすものが挙げられます。
このセロイドリポフスチン脳症という病気は、発症後は死に至ることがほとんどで、 現在では治療法が存在しません。
また、活発なコーイケルホンディエですので、『膝蓋骨脱臼(後ろ足の膝のお皿がずれてしまう)』などが、 かかりやすい症状です。
耳が垂れ耳の形状をしており、耳の中に汚れがたまりやすいため、 『外耳炎』といった耳の病気にも注意が必要です。
コーイケルホンディエは穏やかな性格をしており、攻撃性はほとんど見られないので、 子供や他の犬とも問題なく仲良くすることができます。
こういった点でも飼いやすい犬種と言えます。
狩猟犬をつとめていたコーイケルホンディエは、運動量が多い犬種です。
運動神経が高く、水鳥狩りで活躍していただけあって泳ぎも得意です。
散歩は、1回あたり1時間程度を1日2回の量が適量となります。
ドッグランなどの思い切り運動できるような環境も必要です。
また、アジリティ(障害物競争)やフリスビーなどのドッグスポーツ競技も可能な犬種です。
[再生は画像をクリック]
現在、コーイケルホンディエの記事はありません。
現在、コーイケルホンディエに関する相談はありません。
現在、コーイケルホンディエとのドッグラン口コミ投稿はありません。
当サイトの内容・テキスト・画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。