ニューファンドランドは、カナダのニューファンドランド島が原産となります。
ニューファンドランド島では、そのパワーを生かして、山や海での作業犬(木材を運んだり、網を引く、 泳ぎが得意な犬種のため海難救助犬としての役目など)として、活躍していました。
ちなみに、海難救助犬としての活躍が素晴らしかったため、 ニューファンドランドは『海の救助犬』と呼ばれていたほどでした。※『山の救助犬』はセント・バーナード。
そして、ニューファンドランドが今の形になった経緯は実ははっきりしておらず、諸説存在します。
それらの説は、チベットのマスティフとアメリカのブラックウルフ(現在は絶滅)が交配されて生み出された説、 カナダで現地にいたオオカミとバイキングが連れてきた犬が交配されて生み出されたという説、 15世紀~16世紀頃にグレート・ピレニーズ、マスティフ、 ポルトガル・ウォータードッグが交配された結果生み出されたという説、などです。
はっきりわかっているのは、18世紀後半、イギリスの植物学者サー・ジョセフ・バンクスによって ニューファンドランドは見い出され、ジョージ・カートライトによって1775年に『ニューファンドランド』 と名付けられました。
実はその後、原産国カナダでは絶滅の危機に瀕しましたが、 ニューファンドランド島の知事だったハロルド・マクパーソンが飼ったことで頭数が回復していき、 絶滅の危機から脱しました。
なお、ピーターパンに登場する犬「ナナ」で描かれている犬種としても有名です。
ニューファンドランドは、賢い犬種で、人に喜んでもらえるのが大好きです。
そのため、できたことを褒めながらしつけてあげると、どんどんしつけたことを学習してできるようになってくれます。
忍耐強い犬でもありますので、しつけがしやすいとも言えるでしょう。
ニューファンドランドは、性格は穏やかで優しい性格をしています。
知らない人にも警戒心や攻撃性は低く、穏やかに接することができます。
また、飼い主さんや家族に対して愛情を持ち、一緒に過ごすのが大好きな犬種です。
ニューファンドランドは、非常に頑丈で強い体を持っています。平均寿命としては、10~15年となります。
その被毛の豊かさゆえに寒さには強い犬種です。
その逆で、暑さは非常に苦手になりますので、屋外での飼育は難しいかもしれません。
唇は垂れ下がっている形状をしており、よだれが出やすい体質になります。
耳は、垂れ耳の形をしており、耳の中に汚れが溜まりやすいため、『外耳炎』にも注意が必要になってきます。
犬種的にかかりやすい病気として、血流が悪くなる『大動脈弁狭窄症』、『肺動脈狭窄症』も考えられます。
また、他の大型犬種にも多く、共通してかかりやすい『股関節形成不全(股関節の障害)』や
『胃捻転(胃がねじれてしまう病気)』は、ニューファンドランドも同様に発症リスクがあります。
ニューファンドランドは、子供に対しても非常に友好的で、寛容な優しさをもって接してくれます。
中には、ベビーシッターのように愛情深く、子供を楽しませようとしたり、守ろうとしてくれたりすることもあります。
ニューファンドランドは、大型犬ですので、運動量は多めに必要になります。
散歩は、1日2回で1回あたり1時間程度が必要になります。
散歩の際は、ゆっくり歩くぐらいで問題なく、激しい運動をする必要はありません。
激しい遊び方はしないですが、あくまで大型犬にはなりますので、広い飼育スペースは必須です。
また、もともと海での作業犬として活躍していたこともあり、泳ぎも得意で好きな犬種です。
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