プチ・ブラバンソンの原産国はベルギーで、首都ブリュッセルあたりを中心として長らく飼われていました。
19世紀に、ブリュッセル界隈を原産とする地犬のスムージー(Smousje)という小型犬を始祖犬とする ブリュッセル・グリフォンに、 パグや キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルと交配され、 プチ・ブラバンソンの現在の形が誕生しています。
ベルジアン・グリフォンとも系統を同じくする犬種ということになります。
もともとは、馬車の守衛や、馬小屋に害獣が侵入するのを防ぐ役目で飼われていました。
また、この頃に、ベルギー王室のマリー・アンリエット王妃により飼われており、一躍有名となり、人気が出ました。
その後、プチ・ブラバンソンはベルギー国外にも広く輸出されるようになり、現在は世界中で飼われている犬種になっています。
プチ・ブラバンソンは賢く、飼い主さんに対して従順で非常に愛情を持って接してくれます。
無駄吠えや噛み癖といったことも、ほとんど見られません。
基本的にはしつけはしやすい方の犬種になります。
ただ、マイペースな気質を持っていますので、そういった特性が出てしまっている場合は、 気長に根気強くしつけることが重要になってきます。
プチ・ブラバンソンは穏やかで物静かな性格をしています。
警戒心に関しては比較的強めにはなりますが、攻撃性はほぼありません。
賢いことから、注意深く状況判断をしながら動くこともできます。
しかしながら、若干のプライドの高さも持っていて、神経質な部分もあります。
プチ・ブラバンソンの平均寿命は12?14年ぐらいです。
短頭種ですので、体温調節が苦手です。特に、日本の夏のような高温多湿の気候は苦手です。
遺伝的に(先天的に)かかりやすい病気としては、いくつか挙げられます。
短頭種の犬種に多い『軟口蓋過長症』という病気も、先天的に発症しやすい病気です。
軟口蓋という喉の奥の部位が長く厚すぎることで、呼吸しづらくなっていたり、 食べ物を詰まらせる・吐き出すといったことが起きます。
また、目の病気である『チェリーアイ』もかかりやすい病気として挙げられます。
これは、目頭付近にある第三眼瞼腺という涙の分泌腺が飛び出てしまうことで、 チェリー(さくらんぼ)のように赤く晴れ上がります。
それと、耳が垂れ耳の形をしていますので、汚れが溜まりやすいことによる『外耳炎』にも注意が必要になってきます。
プチ・ブラバンソンは、頭の良さから状況判断が効くことや性格の穏やかさといった部分が特に好材料として作用し、 子供や他の犬との同居に対しては問題なく、仲良くすることができます。
プチ・ブラバンソンは活発な性格ではあるものの、運動量はさほど多くはなく、 散歩は1回あたり30分程度を1日2回といった量が基本となります。
運動量が多く必要というわけではないですが、好奇心が強く遊び好きですので、 一緒に遊びながらコミュニケーションをとってあげると非常に喜ぶことでしょう。
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