名作アニメ、名犬ラッシーに登場する主人公の犬でおなじみのラフ・コリーとなります。
原産国はイギリスですが、ラフ・コリーの歴史はかなり古く、起源の頃の話は、現状はっきりとはわかっていません。
1説では、ラフ・コリーの起源としては紀元前のローマまでさかのぼり、 この頃のローマ人がイギリスへ侵攻したことにより、 イングランドからスコットランドへ持ち込まれた牧羊犬が始祖犬にあたると言われています。
そこで、現地の犬やボルゾイと交配され、コリー犬種が生まれたという説が有力です。
そして、それ以降の記録もはっきりせず、有史として記録に登場するのが、 19世紀後半頃にビクトリア女王によりコリーの一種(毛の短いスムース・コリー)が持ち帰られたことで、 これをきっかけに、ラフ・コリーも上流階級を中心に人気を集めることになります。
その後、品種改良が行われ、今の形である毛の長いラフ・コリーとなり、 イギリスやアメリカの上流階級を中心に飼われていました。
ラフ・コリーは飼い主さんに非常に忠実な上に、とても賢い犬種です。
ただ、繊細な部分を持っており、過度に叱ったり怒りをぶつけると、大きなストレスを抱えてしまうということと、 あくまで上下関係で上のものに対して忠実になるので、上下関係をしっかり覚えさせるなどが必要な点は留意が必要です。
また、元牧羊犬なので、もともとは吠えることで飼い主さんや仲間に知らせる習性があるため、 吠え癖は初期のうちに抑えてしまう必要があります。
吠えた場合の声は、さすがの牧羊犬の特性で、響くようにできています。
基本的には、ラフ・コリーは非常にしつけがしやすい初心者でも飼える犬種にはなります。
ラフ・コリーの性格としては、明るく穏やかな犬種です。
判断能力や学習能力が高いため、問題行動が比較的少ないと言えます。
それに、飼い主さんや家族に対して友好的に接することができますので、攻撃性は極めて低い犬種になります。
また、ラフ・コリーは寂しがり屋のため、一人でいることは好きではないので、孤独はストレスを感じ、 問題行動につながる場合がありますので、なるべく一緒にいてあげられるような生活習慣が望ましくなります。
ラフ・コリーの平均寿命としては14?16年になります。
ラフ・コリーの遺伝的な疾患として、眼の疾患である『コリー・アイ症候群(コリー眼異常)』があります。 これは眼の中の視神経や血管の異常が進行し、最悪死に至ることがある病気です。
コリー系の犬種における遺伝的疾患の病気として、代表的なものの一つです。残念ながら、 現在のところ治療法は見つかっていません。
その他、遺伝的疾患リスクのあるものの一つに、脳の疾患である『小脳失調症』といった、 小脳に異常が起こることで運動神経が破壊されてしまうことでまっすぐ歩けない等の症状が出てしまうものがあります。
それと、ラフ・コリーの体で弱い部分としては、個体差はありますが、 胃腸が弱いことが多いという傾向があります。
消化に悪いものやストレスによるダメージには配慮が必要です。
ラフ・コリーはその穏やかで落ち着いた性格から(「気性の穏やかさ」欄を参照)、 子供とも仲良くすることができます。
他の犬とも同様に、穏やかな性格が発揮され仲良くできます。
そういった点、充分に安心感できる犬種と言えます。
また、他の小動物に対しても同様に優しく接することができます。
ラフ・コリーは、もともと牧羊犬・水難救助犬だったこともあり、運動神経は良いです。
したがって、運動量は多くなりますので、運動不足によるストレスは普段から注意が必要です。
散歩は、基本毎日として、1日2回で1回あたり30~45分程度が必要量で、軽く走ったりも混ぜながら行うのが理想です。
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