ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、スコットランド原産のテリア種を始祖犬 (ケアーンテリアやスコティッシュ・テリアが有力)とする犬種になります。
品種改良の過程で、白い毛色の子犬だけを選んで進化させたとも言われています。
元々は小型動物用の狩猟犬として飼われていたため、狩りの際に獲物と間違って撃ってしまったりしないように白毛色の犬種として改良されたという説も存在します。
当初は「ポルタロック・テリア」という呼び名でしたが、のちに「ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア」という今の名前になりました。
また、『ウエスティ』の愛称でも親しまれています。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウエスティ)は、賢さはもっていますが、賢いがゆえの性格としての気難しさと、 飼い主さんがきちんとしつけできないと逆転して勘違いする (ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア本人が飼い主さんより上位だと思い込む)習性が働くので、 しつけを間違うとわがままな犬になってしまいます。
また、テリア種の特性でもある、自身より大きい犬に対しても物怖じしませんので(恐れることなく)、 吠えることもあります。なので、吠え癖に対しては、きちんとしつけが必要です。
顎が強い上に、鋭い歯をもっていますので、噛み癖はしつけを通じて完全になくす必要があります。
ただ、やはり賢さの恩恵で、自立的に行動できる犬種でもありますので、きちんとしつけができてしまえば、 自分自身でもきちんと動けるようになります。
全般的にはしつけがしやすいとは言えない犬種ですので、初心者の飼い主さんは苦労するかもしれません。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウエスティ)は、飼い主さんに対し従順で、とても明るい性格です。
甘えん坊なところもあるので、 やんちゃをすることもありますが、基本的には親密に接してくれます。
テリア種の中では一番、人懐っこい犬種ではないでしょうか。
また、小さい体ながらも勇敢な面をもっていますので、ピンチだと感じたら相手を選ばず挑んでいってしまう面もあります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウエスティ)の平均寿命は、12~15年程度になります。
ブラッシングは2,3日に1回、シャンプーは月に1,2回程度で問題ありません。
遺伝病には頭蓋下顎骨症(通称「ライオンの顎」。子犬期の骨の成長に伴い、下顎骨と頭蓋骨に痛みが起こる)、 異所性尿管(尿管が尿道や膣にくっついてしまっていることで起こる先天性の病気)を発症する場合もあります。
また、それ以外は皮膚系の病気のリスクがあり、脂漏性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎等が考えられます。
気温の耐性としては、もともとスコットランド原産の犬種であることから、 寒さには強いのですが暑さには弱いので、熱中症には注意が必要です。
基本的には、比較的健康な犬種になります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウエスティ)は、狩猟犬だった本能から、小さい獲物(小さくて動くもの)を必死に追いかけてしまう癖があります。
また、独立心があり、しつこくされたりじゃれついてこられるのも好きではありません。
暴力的な遊びをする小さいお子様が相手だと、相性が悪いと言えます。
そして、そういった場合に吠えたりすることもあるので、 多犬飼いによる他の犬との同居や小さいお子様、もしくは他の小動物との相性は、やはり悪いということになります。
基本的には活発で遊び好きです(好奇心も旺盛)。
テリア種の特性を引き継いでいることで、獲物を追う本能が残っています。
そのため、ボール遊びなど動くおもちゃを追いかける遊びが大好きです。部屋の中でも元気に駆けずり回ります。
ただ、運動は毎日が基本であるものの、長さとしては特には必要ありませんので、 散歩は1回あたり15分~30分を1日2回で最低限は充分になります。
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