甲斐犬は本当に脱走しやすい犬種なのか詳しく知りたい【ハピわん！みんなの相談ノート

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迷子犬に関する相談

甲斐犬は本当に脱走しやすい犬種なのか詳しく知りたい

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相談詳細

最近、甲斐犬という犬種に興味を持つようになったのですが、「甲斐犬は脱走しやすい」という話を聞いて少し不安になっています。自分は今まで犬を飼ったことがなく、知識もほとんどないので、実際のところどうなのか、飼っている方や詳しい方の意見を聞きたいです。甲斐犬は日本犬の中でも特に野生的な本能が強いと聞くことがあります。好奇心旺盛で冒険好きな性格の犬も多いらしいので、ちょっと目を離したすきにどこかに行ってしまうことがあるのか、それともそういう話はあくまで一部の個体だけなのか、とても気になっています。特に脱走についてですが、庭で遊ばせている時や散歩中、リードをつけていない状態で急に走り出してしまうことがあるのか、また家のフェンスを飛び越えたり、門を開けて出てしまうことがあるのかなど、実際の経験談を聞けると助かります。脱走しやすい犬種だと聞くと、飼うときに庭や家の環境、散歩の仕方なども慎重に考えなければならないのかなと思っています。さらに、脱走防止のためにどんな工夫をしているのかも知りたいです。たとえばフェンスをどのくらいの高さにすれば安全なのか、家の中で過ごす時間を増やせば落ち着くのか、訓練やしつけで防げるものなのか、実際にやってみて効果があった方法などもあれば教えてほしいです。甲斐犬は見た目もかっこよく、性格も忠実で賢いと聞くので、無理なく安全に飼える方法があればぜひ知りたいです。結局のところ、甲斐犬は本当に脱走しやすい犬種なのか、どのくらい気をつける必要があるのか、飼育環境やしつけでどこまで対策できるのかを具体的に知りたいです。犬を飼ったことのある方や、甲斐犬に詳しい方のリアルな体験談やアドバイスを聞かせていただけると、とても参考になります。

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コメント・回答

甲斐犬は日本犬の中でも「野生味が強い」と言われる犬種なので、不安に思う気持ちもよくわかります。私は過去に中型犬を飼った経験があり、甲斐犬そのものを直に飼ったことはありませんが、犬好きの仲間の中に甲斐犬オーナーがいて話を聞くことが多いので、その実際の声も交えながらお伝えしますね。

まず、甲斐犬が「脱走しやすい」というのは、全く根拠がない噂というわけではなく、本能や性格からそうなりやすい傾向は確かにあるようです。甲斐犬はもともと山梨の山岳地帯で猟犬として活躍してきた歴史があり、俊敏で跳躍力があり、好奇心が強い子が多いんです。ですので、ほかの犬種に比べると「外に興味を示して飛び出す」「小さな隙間から抜ける」といった行動を見せやすいのは事実です。ただし、これは犬全般に言えることでもあって、特にエネルギーのある犬種では顕著になる、という感じです。

「庭で遊ばせているときに脱走するか」という点で言うと、甲斐犬を飼っている知人は口をそろえて「囲いは必須」と言っています。フェンスは120cm程度では簡単に飛び越えてしまう子もいるそうで、最低でも150cm以上、高い場合は180cmの高さを確保している方もいます。また、足元の隙間も要注意で、土を掘って抜けようとする子もいるんですね。だから地面にブロックを敷き詰めたり、フェンスの下を埋めたりといった工夫が必要だと聞きました。門扉に関しても、人が閉め忘れただけでスルリと出てしまうことがあるので、二重扉にして安全を確保している飼い主さんもいます。

一方で、しつけや信頼関係を築くことでコントロールが効きやすくなるのも確かです。甲斐犬は飼い主に対して非常に忠実で、一度「この人が自分のリーダーだ」と理解すると強い絆を持つと言われます。ですから、子犬の頃から「呼び戻し（名前を呼ばれたら戻る）」「待て」「おいで」といった基本的な指示を根気よく練習していけば、脱走しそうになっても制御できるようになります。知人も、散歩中にリードをつけていても鳥や猫を見て一瞬興奮することはあるけれど、声をかければ戻ってくると言っていました。

ただし、完全に自由にノーリードで庭や外を歩かせても安全かというと、それは正直おすすめできないです。猟犬としての本能が残っているため、動くものに反応して追いかけるスイッチが入ると、普段は大人しい子でも急に走り出してしまうことがあります。これは「犬種の特性」として理解しておいた方がいい部分かなと思います。

脱走防止の工夫としては、フェンスの高さを十分に取ること、扉を二重にすること、庭だけに任せず室内で一緒に過ごす時間をしっかり持つことが挙げられます。さらに、日々の散歩や遊びでエネルギーを発散させることも大切で、十分に運動をさせて満足している犬は、不満から脱走を試みる可能性がぐっと下がるんですね。甲斐犬は頭も良いので、単なる散歩だけでなく「一緒に遊びながら考えさせる」ような遊び（引っ張りっこや宝探しゲームなど）を取り入れると精神的にも落ち着きやすくなります。

結論として、「甲斐犬は本当に脱走しやすい犬種か」と問われれば、一般的な家庭犬に比べてその傾向は強めだと思います。ただ、それは「絶対に脱走してしまう犬」という意味ではなく、飼い主が環境を整え、日々の接し方に工夫をすれば十分に防げるものです。
甲斐犬の魅力は何よりもその賢さと忠誠心にあって、しっかりと向き合う気持ちがあれば、とても頼もしいパートナーになってくれるはずです。
飼う前に心配されるのは当然ですが、その慎重さこそが良いスタートにつながると思いますよ。

あなたのようにきちんと調べて備えようとする方なら、甲斐犬とも安心して暮らしていけるのではないかと思います。

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